昨夜は、別れてからも好きだった女の子と駅で解散した後、駅前の広場に座ってしばらくぼーっとしていた。
道ゆくカップル、サラリーマン風の男、缶ビール片手に話す外国人グループ、ストリートミュージシャン、誰かを待っている風の若い女、街の雑踏が俺を落ち込ませた。
彼女の裸の胸を思い出して死にたくなる。
数日前に寝た熟女から「仕事が終わったよ」とLINEが来た。俺はこの熟女と付き合うことになった。何故かは自分でもよく分からない。
喘息を理由に仕事もずっと休んでいる。
身体が鉛のように重い。
イヤホンでB'zの「今夜月の見える丘に」を聴いて気持ちを落ち着かせた。
心の模様が空に映ってるかどうか、夜空を見上げたけれど、真っ暗で俺には分からなかった。